· 

植林活動マニュアル制作

来年度から開始する植林研修に向けたマニュアルは写真やイラストと文字で構成した16ページ、A4サイズの冊子です。内容は、住民が森林保全の主体として活動できるようになるために、なぜ植林するのか、ワスパンの自然環境の過去と現在、歴史的にどのように維持されてきたのか、気候変動の影響、植林によって土壌の涵養の先に水辺の命が育まれる循環の仕組み、育苗の方法などを網羅しています。一度に最終的な森林の協同管理までを盛り込むよりは、取り組みの段階毎の内容でマニュアルを発行することにしました。


キサラヤにある女性たちの菜園を訪問

ワンキタグニのサポートで、ワスパン郊外にあるキサラヤの女性たちが野菜づくりにとり組んでいます。約10年かけて販売できるほどの生産力をつけました。ところが、2017年の今年は雨が多かったため、畑は水に浸かり、期待した野菜の生産は見込めないとのことでした。一般の農地は水に浸からないように高い位置にありますが、女性たちが使用を許可されたのはそれよりも低い位置にあるため、水に浸かりやすいと、リーダーのナイディーラが教えてくれました。女性たちが畑に行く時はいつも、早起きして居住区から歩かなければなりませんが、今日はワスパンから向かう私たちの船に便乗して一緒に畑に向かいました。

女性たちは各自、区画を自主管理しているため、経験を積むうちにコツを掴み、植え方や育て方に工夫を凝らしているようでした。例えば、雑草を残したまま植えるなどのこだわりもありました。畝や苗を踏まないように気をつけて歩く必要があります。昨年は、キュウリやトマト、キャベツやすいかなど、おいしい有機栽培の野菜をいただいたことを思い出しました。菜園活動についてワンキタグニの若手メンバーが2016年に制作したビデオはこちら→ https://youtu.be/GHTF1tPcfZg