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森林保全に関する意識化キャンペーン

8月17日、関連諸機関によるミーティングを経て、翌週21日、ブエノスアイレス地区とカンペシーノ地区で植林地住民に向けた森林保全に関す意識化キャンペーンを行いました。
これは植林前に行うもので、両地区にまたがる植林予定地カヨ・ティグニ(ティグニ川)支流の上流地域に住む35家族を訪問し、それぞれの地区のウィッタ(コミュニティ判事)同席のもと、ワンキタグニのメンバーが何を植えるか、どのように世話をし、どのような恩恵を受けることになるかなどを伝えました。(本活動を開始した昨年度中に、地域内で植林の緊急性がある区域と承認され植林が予定されたことを既に住民らは認知しています)植林活動は8/24-25に行います。

ここは、仕事や学校があるワスパン中心部まで徒歩30分程度の便利な場所として、この数十年間にココ川上流など郊外からの移住が進み、元来の森が失われたことで川面が下がり水の減少や汚染が起こりました。このことは地域の共通課題として認知されながらも長い間、放置されていましたが、この度やっと木を植えることが出来ます。

協力関係機関:ワンキ・アワラ・クピア先住民共同体政府GTI、ワスパン郡庁天然資源部門、環境資源省MARENA、ブエノスアイレス地区とカンペシーノ地区のウィッタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブエノスアイレス地区の住民に植林する場所を説明するワンキタグニのナイディーラさん(真中)。


木が伐採される以前は地面と同じ高さの水量だったというカヨティグニ。10-20年かけて水量はこのように減ってしまった。住民は洗濯や取水に利用する。

ブエノスアイレス地区の家族に植林について説明するジェリッツァさん(GTI)。この敷地にはカシューを植えるので、世話をして育てることでカシューナッツの収穫も見込めるなどの利益を伝えました。

カヨティグニ中流域に居住する住民の敷地



報告:ラリッサ・エスコバル(先住民女性組織ワンキタグニ)

主催:本事業は、おおた市民活動推進機構がワンキタグニと協働で行う森林保全活動で、地球環境基金、公益信託地球環境日本基金の助成を受けています。