今年の目標の一つは育苗場を作り、1000株の育苗を開始することです。水やりしやすいように、小川が隣にある場所を確保し、乾季を待って造設するつもりでしたが、季節外れの雨降りで地面がぬかるむなど工事に苦労しています。その対策として、苗床の下に板を敷く工事を追加することになりました。育苗場に行くまでの通路にも沢山の石を敷き詰める必要があり、工事は降り続く雨の様子を見ながら急ピッチで進めています。作業は植林や農業の技術指導経験のあるエベリオさんがサポートし、ワスパン・テリトリーの住民たちが実施します。コーディネーターは先住民女性組織ワンキタグニです。
ワスパンはニカラグアのカリブ海側に位置する自治地域にあり、地方自治体と重なる15の共有地をミスキートなど先住民族の住民組織が自治を行う独特な地域です。