森林伐採や気候変動などの影響による水源の危機を改善するため住民主体の植林活動を始めました。ワスパンの先住民女性組織ワンキタグニとの協働事業です。ワスパンの先住民共同体Wangki Awala Kupia Gobierno Territorial Indigena(WAK GTI)3000㎢の中で最も枯渇の危機にある3つの川岸(カヨティグニ、トリンタラ、ウルワスタラ)に植林する計画を立てました。まずは、WAK GTIのオフィスがある共有地の一角に育苗場を整備しました。水やりに便利な小川の近くに位置しています。面積は300㎡ほどで、殺風景だった原っぱをならし、材木を運び、杭を打ちネットで囲みました。
樹木の種類はマホガニーや杉のほか、パンの木、オレンジやレモンなどの柑橘類、マラニョンやカシューナッツなどで、苗は種から育てます。
有機用土をつくり、育苗袋に土を入れて苗床をつくり、種植え、1m位までここで育てたあとで川岸に定植します。水やりなど日常の世話は、先住民女性組織ワンキタグニの呼びかけにより地域の若者や植林の経験者が行います。今年度は1000株の種を植えました。来年度からは植林する計画地の住民も参加し、2019年度までの3年間で7000株を植える予定です。(地球環境基金助成事業)