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植林地住民における意識調査

1/30-31、2日間、住民意識調査を実施。1日目はブエノスアイレス地区とウイリアム・エスコバル地区、28件訪問し、うち10軒は不在だったため、18軒から回答を得られた。ウイリアム・エスコバル地区はワスパン市街地から徒歩で30分ほどの距離であり、約10年前に他のココ川流域から移住してきた人々が暮らしている。近年は、コミュニティ(出身地)での農業や放牧などでは現金収入が限られることから、仕事や子どもへのより高い教育を求めてワスパン市街地に近い土地への移住が近年増えているというが、ここでもその一端が見られる。訪問時の留守宅は、コミュニティに農作業のために帰省しているのではないかとのことだった。2日目はワスパン中心部に近いトリンタラ川流域のクアトロ・デ・マヨ地区など11軒を訪問し、8軒から回答を得られた。本調査では、植林を通じて住民が自然環境に対する意識を向上させていることがわかった。また、敷地内の庭に果樹や木の実がなる樹木を植え始めており、ワンキタグニの女性たちなど研修を受けた住民がコミュニティを随時訪問し、栽培方法をアドバイスしていること、それを通じて関係構築につながっているようだった。

報告:柴田大輔(おおた市民活動推進機構)