全3日間の日程で、植林活動の協働組織ワンキタグニや市内のラジオ局員、市の文化振興担当者ら18名が参加。前回の写真ワークショップや、それ以前のDSTワークショップからの参加者も多く、少しでも新しいものを取り入れ学びたいという熱心な思いが伝わる。
教本は昨年度、推進機構がワンキタグニと共同制作したビデオ制作のガイドブックを使用。1日目は午前に座学、午後は撮影実習。翌日、植林活動に参加しつつ、スマートフォンで撮影を行う。3日目、テーマをもとに4つのグループに分けて、撮影し、植林活動に関する取り組みをインタビューなどを交えたシナリオに完成させた。
印象的だったこと!
中学生へのインタビューでは、若者たちもしっかりと植林の意義を言葉にできていた。この植林活動に関するワンキタグニの啓発活動が実を結び根付いていると言える。将来を維持するための活動であることをよく理解していた。植林を受け入れる共同体の判事役「ウィッタ」の男性も、植林は水資源問題にとって大変重要であることを自身の言葉で述べていた。ビデオ研修を通じて、取材現場に同行したことで、日本から来た私たちにも、この植林プロジェクトがワンキタグニの努力によって地域に根付いていることを知ることができた。
(報告と写真:柴田大輔)